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医師

「1階ワンフロア100坪以上」、「MRI導入」に妥協せず

開 業 日:H22年4月
開業年齢:46歳
標榜科目:整形外科
開業形態:ビルテナント

 他県で、医療法人の分院長として勤務していました。そこで勤務していた事務長が独立して会社を設立したので、個人的なつながりでその事務長に開業準備を依頼しました。テナント物件の紹介情報は、義理の弟(一級建築士)や、大手銀行の友人から入手し、最終的にこのテナントに決めました。前勤務先では、リハビリ治療では牽引療法や消炎鎮痛を主とする内容が多かったのですが、私は運動療法をコンセプトにしたリハビリ治療を意識して開業を考えていました。そのため的確な診断を行うためのMRIを設置できるスペースと、運動リハビリのスペースを確保するため、『1階ワンフロアで100坪以上』の条件に合うテナント物件を探しました。しかし、ワンフロアで100坪、MRI設置基準にあった構造の物件は少なく、テナント料との関係もあり物件探しには非常に苦労しました。ビルテナントで整形外科が開業する場合、2フロアで行っているところがありますが、私はワンフロアにこだわりました。今ではそれでよかったと思います。
 診療圏調査は、インターネットのお試し版などでやった程度です。融資のための事業計画書、資金計画書は、事務長に相談しながら作成しました。銀行マンの友人に融資を相談し、政策金融公庫も活用した融資を組むことができ、自己資金を含め1億円を確保しました。MRIはリース料も高額ですが、しっかりとした診断をつけ、信頼できる町医者として地域に貢献したいと考えていたのでどうしても必要だと判断しました。MRIが無いと的確な診断ができない訳ではありませんが、診断における精密さや精度を上げることで、迅速に二次医療機関への紹介もできます。地域の開業医の方からも、徐々にMRI撮影の依頼が来るようになり、少しずつですが地域医療に貢献できていると実感しています。
 宣伝広告は、事務長にすべて任せていました。広告チラシを配布しましたが、その効果はわかりません。ホームページや内覧会も事務長がしっかり対応してくれ、特に問題はありませんでした。
 私は3月末まで前勤務先で勤務し4月1日から開業というかなりタイトなスケジュールでしたが、それができたのは、信頼できる人物と一緒にこのクリニックを立ち上げるために準備段階から綿密に話し合ってきたからです。
 これから開業される方は、信頼できる人をしっかり選ぶことが大切だと思います。

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