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開業事例

医師

LAN配線なども考慮

開業日:平成19年4月
開業年齢:52歳
標榜科目:精神科

  親の介護の問題や、勤務医ではひとりの患者にかける時間が短く、独自の診療スタイルを持てないと思い開業しました。開業は、薬局チェーン開業開発部に相談し場所などの選定を依頼しました。メディカルビルでテナント料は高かったのですが、勤務先病院の近くということもあり場所を決定しました。
問題は、テナントビルの入居条件で、オーナー指定の設計・施行業者を使わなければならないことでした。業者の言い値は高かったです。値切るために他の業者からも見積もりとり、積極的に値引き交渉をしました。テナント料も高いので徹底して交渉しました。
融資でも大きな問題に直面しました。自治体のベンチャー事業融資制度で2,000万円の融資を受ける際になって、融資条件で工事が着工され診療所が開設していないと融資は出来ないということを言われました。困りましたが、工事代金の支払いを待ってもらい融資を受けた後に払うことにしていただいてなんとか乗り切りました。ベンチャー融資は、実際に開業届けの受理を証明する書類を添付しないと許可が下りないので注意が必要です。開業準備資金で貸してくれるといいながら、開業スタンバイでないと貸してくれないのが現状のようです。ベンチャー融資の説明文書にそういった記載はなく、信用保証協会の書類に、「開設届けが必要」と小さく記載されていました。
設計・施行でも問題がありました。万一故障した事態に備えLANケーブル2回線を指示したが1回線しかなく、電源の配置も修正できない施行となっていました。また、ハブのところにソケットを作るのに、ハブの置き場所やソケットを十分設置するスペースがありませんでした。後から修正工事を行うことになり、結果として無駄な費用がかかってしまいました。
今後の問題として、オンライン請求に備えインターネット回線を考えることは必ず必要だと思います。来年の夏から秋以降はオンライン化する医療機関が増え、業者も工事の日程がなかなか取れなくなる恐れもありますので、これから開業される方はそのあたりも考慮されたほうがいいと思います。

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