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開業事例

歯科医師

内装業者の選定は医療機器メーカーと連携を考慮

開業日:平成21年5月
開業年齢:38歳
標榜科目:歯科
開業形態:ビルテナント

 開業前は病院歯科口腔外科に勤務しており、開業するなら体力的な面と借金返済のことを考え35歳から40歳までにと考えていました。
 開業場所は、実際の雰囲気を知っている街か自宅の周辺に絞っていましたので、地元不動産に依頼し情報収集から始めました。家賃と間取りの広さを重点的に考慮し、そして患者が通いやすいと思われるビルの1階の物件を条件に探しました。
 実際に動き始めたのが3月、そして5月に開業、これは大変でした。事前に材料業者に相談し事業計画書、資金計画書などを作成していただきました。
 融資については、大手銀行で5000万円まで無担保で借りられるという制度もありましたが、利率が非常に高いのでやめました。一方信用金庫は、医院を対象とした融資制度は持っていませんが、利率は大手銀行に比して低い、また将来的に追加融資を受けることもあると判断し地元の信用金庫に絞りました。信用金庫でも最初は相手にされませんでした。内装や機材費用など、価格や返済期間などわかるものに対しては融資判断できるということで問題なかったのですが、ネックになったのは"運転資金"でした。私自身、歯科医院は非常に厳しい経営状況だと認識していたので、経営が軌道に乗るためには運転資金1500万円を確保しようと考えていましたが、信用金庫の融資担当者からは、何に使うかが不明瞭という理由で「300万円しか貸せない」という話をされました。その後何度か足を運び、「運転資金があってこそ、医院が継続することができるし返済もしていける」と根気よく強気に訴え続け、最終的に受け入れていただくことができました。
 内装業者は、歯科専門と医院専門、全く関係ない工務店の3社に図面及び見積もりを依頼しました。結局、デザインとスペースの取り方と動線を考えて歯科専門業者に決めました。ただ安い業者、また業者間のつながりも考えずに依頼してしまうとトラブルが発生しやすいと思います。施行業者と歯科材料業者の連携がとれないと、作業工程がルーズになる。私の場合はレントゲン、ユニットのスペースなども、実際に業者も立ち会わせ、動線なども施行業者と連携して行なわれたので、今のところ開院後のトラブルはありません。内装業者を選ぶときは、医療機器業者や材料業者と連携できるか否かということも考えた方がよろしいかと思います。

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